横浜三塔は、外国船員がトランプのカードに見立てて呼んだことが由来とされる、キング=神奈川県庁(1928年築・国指定重要文化財)、クイーン=横浜税関(1934年築・市認定歴史的建造物)、ジャック=横浜市開港記念会館(1917年築・国重要文化財)のこと。平成19(2007)年、横浜観光コンベンション・ビューローが、毎年3月10日を三塔との語呂合わせで「横浜三塔の日」と制定した。
横浜三塔を同時に見ることのできるスポットとしては、日本大通りの神奈川県庁の正面、象の鼻パーク、横浜赤レンガパークには目印となるプレートが埋め込まれており、大さん橋国際客船ターミナルでは、大さん橋ホール前のデッキに大きなグラフィックが広がっている。
三塔が同時に見ることのできるスポット以外にも、横浜三塔をテーマにした場所としては、みなとみらい線日本大通り駅の三塔広場や横浜駅東口地下街にあるガラスのオブジェ「PORTA横濱三塔物語」が、また、お菓子には「横浜三塔物語スティックケーキ(モンテローザ )」がある。
さらに、今年はBankART KAIKO(横浜市中区北仲通5-57-2 KITANAKA BRICK&WHITE 1F)では、「『都市デザイン 横浜』展 〜個性と魅⼒あるまちをつくる〜」が開催されており、その会場内でも、この展覧会かぎり見ることができる三塔スポットが用意されている。
横浜三塔をはじめとする、横浜の歴史を生かしたまちづくりの系譜を知ることができるこの展覧会とあわせて、三塔スポットを巡る機会としていただきたい。
※THE HERITAGE TIMES YOKOHAMA KANAGAWA は「横浜の都市デザイン50周年事業」の協賛パートナーです。
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