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heritagetimes

[歴飯_145]dining & hair salon WAEN(ワエン)



京急日ノ出町駅から西側に切り立つ崖に沿って急な階段を登り切った先に民家を改装した美容室に併設されたカフェがある。ここが今回、歴飯で紹介する「dining & hair salon WAEN(ワエン)」である。

ここは野毛山の中腹、ちょうど日ノ出町駅の野毛山公園の中間あたり。桜木町駅、野毛坂方面からは「横浜中央図書館」や「急な坂スタジオ」の先、「横浜市長公舎」の角(小さな案内看板が置かれている)を左手に曲がり、さらに「横浜迎賓館」の角を左に曲がった、さらに細い路地の突き当たりにある。



ごく普通の一軒家にも見える玄関を入ると正面がカウンターになっており、そこで店内かテラス席か希望を聞かれる。

店内はカウンターの奥に低い本棚に仕切られてテーブル・ソファ席とカウンター席、奥にはガラス戸越しに美容サロン、庭側にテラス席がある。

緑豊かな庭に面したテラス席も魅力的であったが、この日は冷え込んでいたこともあり、ストーブで温められている店内中央のソファ席を選ぶ。

席に座りメニューからコーヒーと「本日のケーキ いちごのティラミス」を選び注文した。

モーニングセットも選べる時間帯の来訪ということもあり、メニューに写真入りで紹介されている「フレンチトースト」の注文が入る度に、甘い香りが漂ってきた。迷うとこではあったが、今回は朝食を済ませてからの来訪ということで次回挑戦したい。



店がある野毛山は明治時代、高級別荘地として、原善三郎(亀屋)、平沼専蔵、茂木惣兵衛(野澤屋)、増田嘉兵衛(増田屋)ら横浜商人たちが別荘を構えていた。関東大震災によりその多くは被災し、一部は震災復興公園「野毛山公園」となり市民の憩いの場となっている。店のある場所が別荘の敷地であったのかは明らかではないが港を臨むことができる好立地であることは間違いない。



しばらくすると、注文したコーヒーとイチゴのティラミスが運ばれてきた。

ガラスのカップにたっぷりのクリーム。その上にフレッシュなイチゴが乗り、側面からもイチゴの断面が並ぶ。一口、食べると、苺の酸味とクリームの甘味が広がり、コーヒーとベストマッチ。一口ずつ味わいながら、ゆっくりと穏やかな空間を楽しむことができた。

店のホームページには、築50年くらいの古民家を改装し「たまにしかないサロンタイムをより特別な時間にしていただくためゆったりくつろげるカフェを併設した」とある。店名は「一人一人のお客様と、髪や食事を通して和みのご縁を築きたい。」という想いから「和縁」とあった。

美容室に併設されたカフェなのでサロンとして利用するのはもちろん、近くの野毛山動物園に家族やカップルなどで行く際に立ち寄るスポットとしてもおすすめである。



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