[記者発表]2026年春開業「OMO7横浜 by 星野リゾート」デザインイメージを一部初公開 〜横浜市旧市庁舎を活用し「レガシーホテル」へ~ 【星野リゾート】
- heritagetimes

- 4月23日
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2026年春開業「OMO7横浜 by 星野リゾート」デザインイメージを一部初公開 〜横浜市旧市庁舎を活用し「レガシーホテル」へ~
テンションあがる「街ナカ」ホテル「OMO」は、神奈川県横浜市に「OMO7横浜 by 星野リゾート」(以下、OMO7横浜)を令和8(2026)年春に開業する。ホテルは「BASEGATE横浜関内(横浜市旧市庁舎街区活用事業)」と呼ばれる、JR関内駅前の横浜市旧市庁舎跡地を活用した開発プロジェクトである。日本の近代建築を支えた昭和を代表する建築家「村野藤吾」氏が手掛けた横浜市旧市庁舎を「レガシーホテル」として活用します。ホテルのデザインは横浜市旧市庁舎の意匠を一部活用、または再解釈し設計されている。
横浜市旧市庁舎について
横浜市旧市庁舎は横浜開港100周年記念事業として昭和34(1959)年に竣工し、60年以上にわたり横浜市政を支えてきた。行政棟を手掛けたのは日本の近代建築を支えた昭和を代表する建築家「村野藤吾」氏。令和2(2020)年12月に実施された旧市庁舎の最後の見学会でも多くの市民が集い、閉庁を惜しむ姿がみられた。

レガシーホテルについて
市民に親しまれた旧市庁舎の景観を継承するために、行政棟を現位置に残し、観光の賑わいを生み出すホテルとして活用する「レガシーホテル」というテーマを選択した。建物の意匠で残せるものは残し、老朽化等で取り壊さざるをえない部分に関してもコピーではなく、新たなホテルとしてふさわしい意匠に生まれ変わるような再解釈を行う。横浜の発展の歴史を象徴する記憶と風景を継承していくホテルになることを目指す。

横浜市旧市庁舎の意匠をそのまま受け継ぐ事例
旧市庁舎内には村野氏と繋がりのあった彫刻家・辻晋堂氏の泰山タイルアート(タイトル「海・波・船」)が施されているが、改装後はカフェの壁面としてそのまま使用する。また、村野氏は「手すりの名手」と評される程、階段の手すりのデザインにおいて豊かな表現をしていたと言われている。旧市庁舎内の市民広間で使用されていた大階段をホテルの吹き抜けに移設再現し、滑らかな曲線を含む手すりの一部も再活用する。

横浜市旧市庁舎の意匠を再解釈する事例
多くの人々の目にも触れる1階ロビーには、旧議会棟議場にあった円形照明の要素を取り入れた特殊照明を設置する。照明の光の漏れ方や素材は新たにデザインし直すことで、ホテルのエントランスに相応しい高揚感のある雰囲気を生み出す。また、ホテルの客室やパブリックエリアの色味は旧市庁舎内で使用されていたタイルや家具、絨毯などの色合いを参考にデザインする。

建築や横浜の歴史にまつわる展示スペース
建築に関する展示も予定している。宿泊しながら、その建物が親しまれてきた当時の様子や横浜が発展してきた軌跡をたどることができる。

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