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[歴鉄_01]D51 408 | 川崎市・生田緑地

更新日:2021年1月9日




小田急線向ヶ丘遊園駅から歩いて15分程の場所に、川崎市内最大の緑地、生田緑地がある。

生田緑地には豊かな自然の中に「かわさき宙(そら)と緑の科学館」「川崎市岡本太郎美術館」「川崎市日本民家園」等の施設があり、ファミリーが一日楽しむことができる憩いの場となっている。

蒸気機関車D51408が置かれているのは生田緑地の正面入口から入ってしょうぶ園を右手に見てすぎた先の左手、「かわさき宙と緑の科学館」の前に据え付けられている。

「かわさき宙と緑の科学館」は、「自然体験」「天文体験」「科学体験」の3つの感動体験をテーマにし、世界最高水準の星空を映し出すプラネタリウム「メガスターⅢフュージョン」メガスターが人気の施設である。



D51408は、昭和15(1930)年4月12日、日本車輌株式会社名古屋工場で製造され、北陸線、山陽線、山手線などで主に貨物輸送で30年近く活躍した後、昭和45(1970)年11月28日、新鶴見機関区で廃車となる。

しかし、昭和46(1971)年10月、現在の場所に川崎市青少年科学館に屋外展示として静態保存されることとなり、国鉄大宮工場で解体され30トン積トレーラー3台、8トン積トラック4台に分けて、運搬し、組立て、据え付けられた。

保存車両の横には、科学館の展示らしく「じょう気機関車のしくみ」という解説板がついている。



「デゴイチ」の愛称でいられるD51型蒸気機関車は、日本国有鉄道の前身である鉄道省が、設計、製造した、単式2気筒で過熱式のテンダー式(後部に炭水車を接続している)蒸気機関車である。太平洋戦争中に大量生産されたこともあり、1,000両以上も生産された。

戦中戦後の日本の輸送を支えた蒸気機関車の緑の癒しの空間の中で、是非一度ご覧いただきたい。





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